このブログは2020年4月11日に公開しました。
おはようございます。
長い...
4月9日から山﨑賢人さん主演ドラマ『グッドドクター』の再放送が始まったようですね。
昨日気づきました(泣)
このドラマ、大好きです。
2018年に放送されたときもリアルタイムで視聴していました。
ですがこのときは少々疑いの気持ちを持ちながら拝見していたので、今回の再放送では純粋な気持ちで楽しみたいと思います。
このドラマ、自閉スペクトラム症のことを丁寧に取り扱ってくれているので、皆さんもぜひご覧ください。
注意
このブログでは自閉症及び発達障害の詳細な説明をしていません。
きちんと説明しようとすると専門用語を多数扱わなければいけませんので、今回のブログでは割愛させてください。
発達障害について詳しく知りたいという方はこちらのブログをご覧いただけると幸いです。
発達障害を取り扱った番組の多くは炎上する...
この『グッドドクター』というドラマの主人公は自閉症の青年です。
自閉症者の中でもかなりまれなサヴァン症候群者であるため、類まれなる才能を発揮して医師免許も取得します。
このサヴァン症候群や自閉症がバラエティ番組で取り上げられるとき、その多くがSNSを中心に発達障害当事者や発達障害児の保護者から猛烈に批判されます。
いわゆる炎上ですね...
ドラマ以外で発達障害を取り扱ってほとんど炎上しなかったのは、井ノ原快彦さんと有働由美子さんがメインパーソナリティをつとめていたころの『あさイチ』くらいではないでしょうか。
翌年に出演者が変わったときに放送された『あさイチ』の発達障害特集はかなり炎上していました...。
朝起きてtwitterを見たら「火の海」だった...
個人的には「世界仰天ニュース」の発達障害特集もよかったです。
一部、録画して残しています。
炎上してなったように思いますが記憶があいまいです。
というわけで。
発達障害をテレビで取り扱うときはかなりの丁寧さが求められます。
とりわけ「サヴァン症候群」は多くのテレビ番組において、その類まれなる才能だけが大きくクローズアップされがちです。
これは本当に悲しいです。
「サヴァン症候群」の才能ばかりが話題になってしまうと発達障害者および自閉症者天才説を信じる方が増えてしまいますし、障害者は才能や生産性がないと生きていたらダメなのかと反感を覚えたくもなります。
わたしだけではなく多くの発達障害者にとって、「サヴァン症候群」をやや粗雑に扱うテレビ番組は頭痛のたねとなっています。
自閉症や発達障害について丁寧に取り扱ってもらえる喜び
さきほどの章では、発達障害及び自閉症が丁寧に取り扱われていないテレビ番組の数々に、多くの発達障害当事者が嘆いていることをお伝えしてきました。
ですが、テレビ番組で発達障害を取り扱ってほしくないわけではありません。
わがままに聞こえるかもしれませんが、わたしたちの障害について番組で取り扱うときは、丁寧に取り扱ってほしいのです。
- 高視聴率が取れそうな突出した才能だけをやたらと取り上げてほしくない。
- 健常者が興味(好奇心?)を持ってくれそうな特性だけ切り取って放送しないでほしい。
- わたしたち当事者の気持ちが反映されていない発達障害の番組を作ってほしくない。
再放送されることになったドラマ『グッドドクター』は、こんなわたしの思いに応えてくれたとても素敵なドラマだと思います。
主演の山﨑賢人さんが自閉症者の特徴を上手に演じられていて、発達障害当事者のわたしは親和性を感じたりもしました。
このシーンの新堂湊先生はまるでわたしのようだ…!!
と感じる部分も多かったです。
このドラマは2018年に放送されました。
当時、第1話を視聴した母にも感想を聞きましたが、わたしに似ているなと思うところもあったと言っていました。
その思いはときに発達障害者ふく本人よりも強いものだったように感じます。
発達障害当事者やその家族としては、発達障害について正しい理解が広がることを強く願っています。
そのため、『グッドドクター』のような発達障害を扱った数少ない良作に対して、感謝の気持ちと一人でも多くの方々に見てほしいという思いが強くなります。
わたしと同じように第1話を見逃してしまった方もぜひ第2話からご覧ください。
どうしても第1話が見たいという方は、FODで配信されているようです。
もしよろしければご覧ください。
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