発達障害者ふくの徒然草

発達障害者であるふくの個人的な障害特性に伴う困り感やそれに対してどうアプローチして緩和させているかを徒然なるままに書き留めています。

【「全日本お風呂に入ろう協会」というハッシュタグ】励まし合うADHD当事者たち

この記事は2600字程度です。

たくさんイラストを描きました。

 

 

こんばんは。

 

最近、お風呂の先延ばしをしないようにがんばっているふくです。

 

先延ばした分だけガス代も高くなりますからね。

 

お風呂に早く入らないからガス代が高くなってしまっていた話【早朝にこのブログを読みにきてくださる方へ6】 - 発達障害者ふくの徒然草

 

もちろん、うつ傾向などでお風呂に入るのをズルズルと先延ばしてしまうこともあります。

 

ですが、そのほかにもお風呂を先延ばししてしまう要因はありますね。

 

 

 

 

先延ばすというよりも…

 

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発達障害があると、本当にすぐ疲れます。
なので、お風呂に入るべき時間帯には、お風呂に入る気力も残っていないことがあります。

 

わたしだけではないはずです。

 

 

「お風呂に入る」という一連の流れにものすごく労力を費やしてしまうことを想像するだけでいやになる…

 

 

と言えば伝わるでしょうか?

 

まぁお風呂に入ったあとは、めちゃくちゃスッキリするんですけどね(笑)

 

 

ただ、これはADHDあるあるではあるけれど、ASDあるあるではないのかなと個人的には思っています。

 

というのも、自閉傾向が強い場合、いつもの時間にいつもの行動をとることが不安感を和らげますので、そちらが優先されるのかなと思います。

決まった時間にお風呂に入るほうが心地よいということですね。

 

なので、ADHD特性がないASDの方々が、お風呂に入ることに困難さを感じているというのはあまり聞いたことがないです。

わたしが無知なだけかもしれません。

 

「全日本お風呂に入ろう協会」との出会い

 

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今では、

 

お風呂に入るのがしんどいんです…

 

と話せるのですが、かつてはそうではありませんでした。

 

 

まさか、お風呂に入ることと発達障害特性に関連性があるとは思わなかったです。

 

 

ツイッターで夜な夜な開催される(?)「全日本お風呂に入ろう協会」の存在を知って、初めて自身のADHD特性についてはっきり自覚しました。

 

 

それまでは、自分自身の怠け癖のようなものだと思い、母にその日までにお風呂に入るように言われるたびに自分自身を責めていました。

 

お風呂に入らなければいけないのに、なかなかお風呂に入らず、ぼんやりとしてしまい、気づいたら深夜になっていることは昔からよくありました。

 

これではよくないと思ったのか、ツイッターを始めて数年のちに、「お風呂に入る!」と宣言することが多くなりました。

知らぬ間にそのような宣言をする習慣ができたようにも思います。

 

ただ、この頃はあまり発達障害当事者さんとのつながりもなく、たったひとりで「お風呂に入る!」宣言をしていました。

 

他の方が「お風呂に入る!」と宣言しなくてもお風呂に入っているらしいので、なんとなくひとりぼっちで浮いてるなぁ…と寂しく思っていました。

 

ですが、危害を加えるようなものでなければ何をつぶやいても自由だと思い、しょっちゅう「お風呂に入る!」とつぶやいていました。

 

 

私だけ…

 

 

ところが、さらにtwitterを使い続けていくと、発達障害仲間さんとのゆるいつながりができるようになりました。

ゆるいつながりでないと、コミュニケーションに難を抱えている者同士が大ゲンカして大炎上しますからね…

 

そしてついに…

そのときがやってきました!

 

いつものようにツイッターを開くと…

 

 

今からお風呂に入ります!

 

 

 というつぶやきが…!!

 

私のツイートじゃない。

私がつぶやいたものではない!

 

ADHD当事者さんのツイートでした。

 

一度がつくと、その方がほぼ毎日同じようなツイートをしていることに気づきました。

 

そして…

 

とてもしんどいけれど、なんとかお風呂に入った!

 

…というツイートも度々見かけるようになりました。

 

 

私ひとりじゃなかったんだ…!!

 

 

うれしかったです。

孤独感から解放されました。

 

さらに!!

 

その方があるハッシュタグを使われるようになりました。

 

そう!

そのハッシュタグこそが…

 

 

全日本お風呂に入ろう協会

 

 

なのでした。

 

 

ハッシュタグというのは、おそらくツイッター以外のSNSにもある機能で、ハッシュタグの設定をすると、その文字列をクリックするだけで、同じハッシュタグを使う方のツイートを一気に見ることができます。

 

テレビ番組などを視聴しているときに、このハッシュタグを使うと、同じテレビ番組を見ている方と感想を共有できるので、楽しいです。

 

 

この「全日本お風呂に入ろう協会」のハッシュタグも、やはり威力は絶大でした。

 

 

今日もお風呂入ったよ!

入りました!

今からお風呂に入ります!

 

 

たくさんのツイートとそれぞれにつけられたいいねの数々…

タイムラインで浮いているなと思っていた気持ちは一気に吹き飛びました。

 

励まし合うことは忘れない!

 

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しかし、いつのまにかこのハッシュタグも見かけなくなりましたね。

今も健在なのでしょうか。

 

ADHD当事者さんは、うっかりさんが多いです。

かく言うわたしも、うっかりさんです。

うっかりハッシュタグをつけ忘れることが頻発すると、そのハッシュタグは存在感が薄くなっていきます。

 

ツイッターとはそういうものです。

 

ふと思い出したものの、私を孤独から救ってくれたハッシュタグは見つけられませんでした。

ハッシュタグの正式名称も覚えていませんからね…

 

 

タイトルの「全日本お風呂に入ろう協会」というのは、おぼろげな記憶を頼りに復元したものです。

 

 

このハッシュタグを作ってくださった方にお礼が言いたいですね。

 

 

うっかりさんが多いADHD界隈ですが、当事者同士で励まし合う精神は忘れていません。 

 

ツイッターで【お風呂 ADHD】で検索すると、毎日がんばってお風呂に入るADHD当事者さんと、そのがんばりを称え合う多くのいいねは、今も健在です。

 

私も週に5回くらいは「お風呂に入る」宣言や「お風呂に入った」報告をツイートしています。

 

 

風当たりが強すぎて辛い毎日ですが、これからも当事者同士、励まし合い、称え合いながら、生きていきたいです。

 

 

生きてるだけで100点満点!

 

 

 

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