発達障害者ふくの徒然草

発達障害者であるふくの個人的な障害特性に伴う困り感やそれに対してどうアプローチして緩和させているかを徒然なるままに書き留めています。

【発達障害とケガ】すぐ転んでいた小学生ふくの原因と対策

 

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おはようございます。

 

発達障害広報係のふくです。

最近はサボり気味です(笑)

 

 

どうせわたし一人ががんばったところで認知度上がらんしな…

 

 

ややいじけています。

 

 

よろしくないですね。

 

わたしのような人が全国津々浦々にいたら、少しずつ発達障害者さんも定型発達者さんも生きやすい世の中になっていくと信じましょう。

わたしよりも真面目で熱心な人がいいかも(笑)

 

 

今回のブログでは、ずっと温めていた内容を形にしたいと思います。

 

 

テーマは…

 

発達障害とケガ

 

です。

 

 

わたしはほかの子たちと比べてよく転びやすい子どもでした。

今もひざに5カ所ほど傷跡が残っています。

ですが幸いなことに顔をケガしたことはありません。

いや、あるかもしれませんが傷跡はないです。

 

わたしが転倒しやすかったのか理由やそのためにわたしなりに対策したことなどをお伝えできたらいいなと思います。

 

もし転びやすい発達障害のお子さんがいたら、このブログが何かしらのお役に立ち、お子さんの転倒が減れば、うれしく思います。

 

 

 

 

発達障害者ふく独特の歩きかた

 

全ての発達障害者が当てはまるわけではないのですが、歩きかたが独特な発達障害当事者さんもちらほらいるようです。

 

わたしもときどき笑われていました。

あんまり気にはしていませんでしたが。

 

また親しい友人からは遠くにいても歩きかたでふくちゃんだとわかると言われたこともあります。

 

ケガなどをしなければただの個性なのですが、やっぱりケガは避けたいですよね。

 

そのためにもわたしの歩きかたの特徴をお伝えしたいと思います。

 

 

足をすって歩く

 

あまり足を上げない歩きかたをします。

今は少し改善されているとは思います。

ですが平均と比べるとやや足をすって歩いているように思います。

 

小さい頃、母から「もっと足を上げて歩きなさい」と言われていましたが、あんまり言うことを聞きませんでした。

ふくは育てにくい子どもです。

 

ですがあまり足を上げないで歩くと、ちょっとした小石などですぐにつまずきます。

転んでしまう頻度は多くなるかもしれませんね。

 

 

歩幅がせまい

 

今も歩幅がせまいです。

ちょこちょこ歩きます。

自分ではサザエさんの息子のタラちゃんみたいな歩きかただと言ってネタにしています。

優しい人たちが笑ってくれます。

 

今もあんまり改善されてないですね。

 

ですが歩幅がせまいと、急ぐときに足を動かす回数が増えるので足がもつれやすかったりするのかも…などと思ったりもします。

科学的な根拠などは一切ありません。

 

 

発達障害者ふくの特性

 

歩きかたは動作に関することですが、転びやすさは歩きかただけの問題ではないと思います。

 

 

視野がせまい

 

近くのものしか見えてないんでしょうね。

なのでわりと大きな置物?などに気づかずに足をぶつけたりします。

 

視野が広いほうが事前に予測できるから転倒しにくいのかなと勝手に思っています。

 

 

「あっリス!」現象

 

ADHD界隈ではめちゃくちゃ有名な「あっリス!」現象ですね。

 

おそらくADHD当事者にしか通じない気がします。

 

「あっリス!」現象は、ADHD当事者さんの、話題が急に変わったり、目に入ったものに興味が向いてしまう現象を指していると思います。注意が散漫ということですね。

 

わたしもADHD特性があるので、急に思いついたことを話して、周囲の人を困らせてしまうことがあります。

がんばってコントロールしたり、「さっき話していた〇〇で思い出したんだけど…」という出だしで会話を切り出したり、話題を転換するように気をつけています。

 

この現象、わりとつねに頭の中で起こっているので、歩いているときも「あっリス!」となるわけです。

 

  • あっあそこにきれいなお花が咲いている!
  • あっそういえばこのお店に前から行きたいと思っていたなぁ。
  • あっあんなところにカフェがある。
  • あっ看板だ!なんて書いてあるんだろう?
  • あっなんか資格のチラシがある。一応もらっておこうかな。

 

…という具合なので、目の前もちゃんと見てまへんし、そら転びますわな。

急にコテコテの関西弁(笑)

 

 

 

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転ばないための対策

 

わたしが周りの同級生と比べて、ケガが多く転びやすいことに気づいたのは、小学校高学年の頃だと思います。

 

みんなわたしよりもケガしてないけどなんでだろう?

 

…とふと疑問に思ったわけです。

 

やっぱり痛いのは嫌ですからね。

ほかの子たちがあんまり痛い思いをしていないのなら、わたしもそうありたいと思いました。

 

ここで母の助言をようやく思い出します。

 

 

よく転んでしまう原因

 

母が言っていたことを参考に、小学生なりにいろいろと考えてみました。

 

当時気づけたのは

 

  • 足をすって歩く
  • 歩幅がせまい
  • 「あっリス!」現象

 

この3つですね。

 

 

歩くことに集中しよう

 

先ほどの3つのうち、歩幅の改善だけは難しく感じました。

何度か歩幅を広げて歩いてみたのですが、すぐに疲れます。

実は今も元気なときはたまに練習します。

 

なので、

 

  • 足をしっかり上げて歩くこと
  • 歩くことに集中すること

 

に取り組むことにしました。

 

 

一人で歩いているときは、とにかく歩くことに集中します。

 

 

足を上げよう。

足を上げよう。

足を上げて一歩一歩しっかり歩こう。

…〇〇ちゃんに嫌われちゃったかもしれ…

いやいや!

そんなこと考えないで歩くことに集中!集中!

 

 

みたいなことを続けました。

半年くらいですかね。

効果を実感できるまでにそのくらいかかりました。

 

あるとき前よりあんまりつまずかなくなったなって気づきました。

うれしかったです。

 

 

発達障害だと気づかないと自信がなくなる

 

中学生になってもたまに転んでいましたが、それほどひどくはなかったです。

頻度もかなり下がりました。

 

ですが、転倒する頻度が下がってきたころから、ある疑問が頭に浮かびました。

 

 

ほかの子たちもわたしのように努力をして、転ばないようにがんばっていたのか。

 

 

周りの子たちを見てみました。

歩きかたで悩んだり、歩きかたを研究してそうな子は見当たりませんでした。

 

そもそもほかの子たちはわたしのように、平らな道でつまずいたりしょっちゅうケガをしたりしていないように思いました。

ケガをしているのはやんちゃな子かスポーツに励んでいる子だったと思います。

 

わたしは運動が好きではないし、そんなにやんちゃというわけでもなかったので、やっぱり不思議でした。

 

不思議に思うだけならいいのですが、いつしかこの気持ちが自信のなさにつながっていきました。

 

 

  • ほかの子たちよりも転びやすいのはなんでだろう?
  • なんでほかの同級生たちが無意識にできていることが自分にはできないのだろう?

 

 

…わたしの場合、この疑問に対する答えがわかったのは、10年ほどあとになります。

 

一度失った自尊心の量は元には戻らないんじゃないかなって思います。

大人になってからいくら障害があったからだとわかっても、未だに自分の努力不足ではないかと思うことも多いです。

 

 

 

もし、転びやすい,ケガをしやすい発達障害のお子さんがいたら、歩きかたなどを少し確認してみてください。

 

また、叱責するのではなく、一緒にお散歩するなどして、歩くということに集中できる機会を作ってあげてくださいね。

 

またその際は、わたしのように歩幅がせまくならないよう、お子さんの歩くペースを尊重してあげていただけたら幸いです。

 

歩くという何気ない行動も生活する上でとても大切だと思います。

 

 

発達障害のお子さんの健やかな成長を願って。

 

 

 

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