発達障害者ふくの徒然草

発達障害者であるふくの個人的な障害特性に伴う困り感やそれに対してどうアプローチして緩和させているかを徒然なるままに書き留めています。

【体育の授業は公開処刑の場?】発達障害と学校3

 

 

発達障害の有無にかかわらず、体育が苦手な方は多いと思います。

 

なので今回の記事は発達障害特性によるものと言っていいのかわかりませんが、学校生活において苦しかった思い出の1つなので、徒然なるままに書いてみようと思います。

 

正直に言うと全部きらいなんですが(笑)、水泳とダンスが特にきらいでした。

 

 

 

 

笑いものになってしまう水泳

 

水泳は私の泳ぎ方が変らしく、いわゆるスクールカースト最上位の子たちがプリクラで私の泳ぎ方を真似して嘲笑っていたということもあったらしいです。

悲しいですね。

 

 

今の学生さんはプリクラはもう流行っていないのかもしれませんね。

知らない人もいるのかな。

 

プリクラというのは、友達同士で撮影したものを小さなシールにしてくれる機械です。

その撮影終了後に落書きをしたり、加工することもできました。

 

 

そのプリクラ、同じものが何枚か印刷されるので、ほかの友人たちと交換することもできます。

 

わたしの泳ぎかたを真似したプリクラもかなり出回っていたのではないかと思います。

いろんな人に見られて笑われていたのかなと思うと悔しいです。

 

 

数十分足らずで忘れてしまうダンスの振り付け

 

ダンスに関しては、見て真似をする,見たものを覚えるというような視覚情報の処理が苦手な私とっては苦痛でした。

しかも毎年体育祭で披露しなければならなかったので、毎年つらかったです。

体育祭の練習期間が長いのも苦痛でした。

 

クラスで私だけ振り付けを覚えていないので、これまたスクールカースト最上位の子たちが苛立ちながら振り付けを教えてくれました。

 

「ごめん」ばかり言っていた気がします。

 

 

ふくさんは「ごめん」ばかり言っててあんまり好きじゃない

 

 

...と陰口を言われたこともあるのですが、謝る以外にどうすればいいのかさっぱりわかりませんでした。

大人になった今もやっぱりどうすればよかったのかわからないです。

 

 

ただただ肩身が狭かったです。

 

 

定期テストの成績はいいくせになんでこんな簡単な振り付けも覚えられないの?

やる気がないんじゃない?

 

 

…と思われていたかもしれません。

 

 

実際に私も自分自身をかなり責めました。

でも徒歩5分の自宅に着いて、手洗いうがいをしたあとすぐ、教えてもらった振り付けを復習しても…

 

 

もう覚えてないんですよね…。

 

 

当時はスマートフォンで動画を撮るなどということもできなかった。

 

今なら障害特性上、仕方ないこともあると割り切ることもできるかもしれません。

でも当時は発達障害について何も知らなかったので、ただただ自分の努力不足,やる気不足だと思っていました。

 

 

大人になった今もときどき心が痛みます。

 

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このブログを書きながら未だにしょんぼりしてしまいます。

けっこうな年月が経っているのですが…。

 

勉強ができなくても公開処刑のような雰囲気に陥ることは少ないのに、体育は公開処刑のオンパレードですよね。

 

 

やっぱり学校はつらかったですね。

 

 

学校に無理して行くと大人になっても後遺症のようなものが残るような気がします。

 

 

私は中学3年生のときから過呼吸発作になってしまい、未だにときどき発作が起きます。

もっと早く学校を休む選択をしていればよかったのかなと思うときもあります。

 

 

このブログを読んでくださった先生方へ

 

成人になるまでに自身の発達障害に気づいてほしかったです。

私が学生のころはまだ発達障害について知らない教員も多かったので仕方ないです。

でも今の子どもたちは周りの大人たちに早く気づいてもらえたらいいなと思います。

 

 

...などと書いてみましたが、おそらくほとんどいないんじゃないかなと思います。

 

 

このブログは「体育 公開処刑」というキーワード検索で見つけてもらえているようなので、もしそのような先生がいたらものすごく優しい先生なんだろうなと思います。

 

 

このブログを読んでくださった学生さんへ

 

このブログを読んでくださってありがとうございます。

今はお辛いかもしれませんが、あなたは一人じゃないです。

 

 

このブログは毎週どなたかが見に来てくださっています。

 

 

こんな悲しい気持ちで悩んでいる人がたくさんいることは悲しいことですが、あなたの気持ちに共感してくれる人は日本にたくさんいます。

 

 

また、大人になったら体育ができなくても案外困りません。

 

 

健康維持のための運動はスポーツジムに行けばいいですし、ジョギングをしているだけで笑われるということはないと思います。

競い合う必要もないです。

 

 

これは後日談なのですが...

 

実はわたしは中学3年生の2月頃に不登校になりました。

ですがその後、第一志望の高校に進学しました。

そこでよい友人とよい先生にめぐり合いました。

 

 

 

heugbaeg.hatenablog.com

 

 

 

今は笑われるばかりでつらいかもしれませんが、自分のすべきことをこつこつとがんばれば、いつか報われると思います。

 

 

少なくともわたしは、このブログを読んでくださった皆さんを応援しています。

笑顔あふれる日々を過ごせますように。

 

 

 

家庭科の調理実習も苦手でした。

 

heugbaeg.hatenablog.com

 

 

 

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