こんにちは。
成人後に発達障害と診断されたふくです。
なのでいわゆる通常級に通っていました。
発達障害の特性ゆえに授業についていけなかったり、極度な不安感に陥ったりすることがありました。
今回は家庭科の調理実習についてお話したいと思います。
どうすればいいのかわからなかった家庭科の調理実習
本当に辛かったです。
場を察することが苦手なので、4〜5人のグループで1つの作業を協同で行うということがとても苦手です。
例えば…
Aという料理を作る調理実習
- aを洗う
- (1)を切る
- bを洗う
- (3)を切る
- フライパンに油をひく
- (2)を入れる
- (2)が〇〇色になったら(4)を入れる
- (4)が〇〇色になったら盛り付ける(配膳)
- 食べ終わったら片付ける
という調理実習があるとすると、当たり前のことですが、得意な子は(1)と(2)に早々と取り掛かっているわけですね。
その得意な子たちに何をすればいいと聞く子もいると思います。
それは私にとってはいつもあっという間の出来事でした。
何もできないまま時間が過ぎていきます。同じグループの子たちが今一体何をしているのかという「状況を察する」ことができません。
はたからみると、ぼーっとしているように見えるのでしょう。
そのうちにあっという間に(8)までいくんですよ。
ふくちゃん、お皿とおはし用意してくれない?!
…というやや大きな声の指示がグループの子からなされます。
あぁ…何もしていないと思われているんだろうな。
実際何もしていないし。
さぼっていると思われているんだろうか…。
でもみんなが何をやっているのか、私は今何をすべきなのか全然わからないよ…。
…という気持ちを抱え、半泣きになりながら出来上がった料理を食べていました。
片付けも同じような感じで、
ふくちゃん、この食器片付けて!!
と大きな声で言われるものの、どこに何があるのかを覚えるのが苦手です。
食器棚の場所を見つけるのも一苦労。
自分が今持っている食器を片付けるために同じ種類の食器を探すの一苦労。
グループの子たちの元へ戻る頃にはもう何もかもが終わっている…。
私は食器を出して、食べて、食器を片付けただけ…。
調理したのかな…
…というわけで家庭科の調理実習は苦手でした。
理科の実験は苦痛ではなかった
ところが理科の実験はそこまで苦手ではなかったです。
少なくとも実験中に半泣きになることはありませんでした。
なぜ家庭科の調理実習は苦手なのに理科の実験は問題なかったのかを考えてみたのですが…
- 危険な薬品を取り扱うこともあるため、先生も調理実習より最新の注意を払っていて、進度が調理実習と比べると、かなりゆっくりであること
- 普段おうちでできることではないので、一人一人の進度にばらつきがないこと
- 調理実習の場合、得意な女の子は周りからの好印象に思われることも多いので手際よく先々進める子が多いが、理科の実験は先々進めると危険だからと先生に叱られがちなので、一人一人の進度にばらつきがないこと
などが要因かなと思いました。
このブログを読んでくださった方へ
このブログを読んでくださってありがとうございます。
家庭科の調理実習に苦手意識があると、特に女性は不安でいっぱいだと思います。
ですが、意外となんとかなると思います。
野菜を切って入れるだけで一品出来上がる合わせ調味料もありますし。
スーパーやコンビニのお惣菜も充実していますよね。
お金があれば家事代行を頼むこともできます。
お金持ちになりたいですね。
また、これからの時代はますます夫婦で家事を分担することが当たり前になってくると思います。
今でも「イクメン」ということばがときどき批判されていますが、おそらく今後は死語となり使われなくなるのではないでしょうか。
自分の子どもを育てる男性のみを絶賛し、育児をする女性は当然とみなすというのは古い考え方だと思います。
体育も苦手でした。
晒し者にされているようでした。
家庭科が苦手なのは手先が不器用だからかなと思いました。
ピアノは得意なので不思議ですが音楽が好きだからピアノは弾けるのかな。
食べものが好きだから料理が得意...にはならなかったようです。
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