発達障害者ふくの徒然草

発達障害者であるふくの個人的な障害特性に伴う困り感やそれに対してどうアプローチして緩和させているかを徒然なるままに書き留めています。

【適性検査GATBとWAIS- III】発達障害者ふく、就労支援施設へ行く3

 

 

こんばんは。

 

実は就職活動を細々と続けているふくです。

 

ブログにはあまり書いていないものの、就労支援施設にも無理のない範囲でぼちぼち通っています。

 

夜中にひっそりとブログを更新し、適性検査を受けたことについてちょろっと書いていますね。

【お風呂の先延ばし】早朝ブログは1回休み - 発達障害者ふくの徒然草

 

 

適性検査GATBとは?

厚生労働省編 一般職業適性検査 (General Aptitude Test Battery: GATB)|労働政策研究・研修機構(JILPT)

 

 

結論から言うと…

 

めちゃくちゃショック

 

でした。

 

 

WAIS-III(ウェイススリー)の結果を初めて見たとき以上にショックだったかもしれません。

話が脱線しますがワイスと読むと思っていました(笑)

 

WAIS-IIIとは、成人用の知能検査です。

現在は改訂されていると思います。

2019年の現時点での最新版は、WAIS- IVだと思います。たぶん。

 

15歳以下のお子さんはWISC(ウィスク)を受けます。

最新版はわからないですごめんなさい…

 

このほかにもさまざまな知能検査があると思いますが、専門外なので割愛します。

 

 

これらの知能検査は、専門医のもとで実施されます。

就労支援施設では受けられませんので、ご注意ください。

 

また、この検査のみで、発達障害の診断がさられることはありません。

これらの検査名と数値だけが一人歩きして話題になっていますが、そのほかの検査や問診と組み合わせて総合的に診断されます。

 

 

くれぐれもご注意を!!

 

 

…話が少し脱線したので元に戻します。

 

WAIS-IIIでも、自身の特性や認知機能のアンバランスさは自覚していたつもりでした。

 

わかっていたはずなんですが…

 

WAISと適性検査GATBとでは、検査項目にちがいがあるので、WAISでは検査されなかった項目も検査しました。

 

わたしがひどく動揺してしまった項目は、

 

数理

指先

手腕

 

ですね。

 

 

 

 

実際の検査結果…

 

スマートフォンの方は見づらいかもしれません。

申し訳ありません。

 

 

WAIS-IIIの検査結果(一部)

黒い点線が平均的な数値です。

 

f:id:heugbaeg:20191125203501j:image

 

 

適性検査GATB

赤い点線は慣れてきたら上達するであろうという予測数値だそうです。

黒とグレーの帯が平均的な数値です。

平均的な数値におさまっているものがほとんどないですね。

左の数値が知能指数(いわゆるIQ)なのかどうかはわかりません。

…ちがう気がします。たぶん。

 

f:id:heugbaeg:20191125203532j:image

 

 

平均より上に大きく逸脱している数理

 

上に大きく逸脱

…ってことは頭いいってこと?

いいじゃん?!

自慢かよ!

 

という怒りの声が聞こえてきそうですが…

 

あの…

弁解させてください。

 

わたしはこの数理という検査を受けた直後、自分の不出来さに悔しさを感じました。

 

前はもっとできたのに…

 

そして、自分は数理に関しては平均的な能力だろうと思っていました。

 

この考えがわたしにとって危険だと思うんです!

 

なぜなら、数理に関して平均より上に大きく逸脱している人間が「自分が普通だ」と認識しているとどうなると思いますか?

 

周りの人たちに対して

 

どうしてこんな簡単なこともできないの?!

努力不足じゃないの?!

 

…という高圧的な態度を取ってしまう可能性があるからです。

 

平均より上に大きく逸脱していることに対して無自覚であると、対人関係にひびが入ると個人的には考えています。

 

わたしは、苦手なことを一生懸命がんばろうとする人が好きです。

無理はよくありません。

ですがそんな健気な方を応援したいと思っています。

 

私は体育ができませんでした。

多くの同級生たちから馬鹿にされていました。

また、チーム戦のときに、私が同じチームだと露骨にいやな顔をされました。

 

わたしはそんな人間になりたくありません。

 

なので、自分が数理分野が平均よりもできるということは忘れないようにしようと思いました。

 

 

平均より下に大きく逸脱している指先及び手腕

 

これらの項目はWAIS-IIIにはなかったと思います。

 

手腕に関してはもはやグラフに数値が表示されていません…

 

検査結果を見たときは、泣きそうになりました…

 

就学前からピアノを習っていて、今もピアノが大好きだからです。

 

ピアノが弾けることを誇りに思っていたわたしの指先が不器用?

手腕は数値が表示されてもいない…

 

なぜ???

 

あとあとゆっくり考えてみれば、当然の結果なのですが、検査結果を見たあと数日間は気が狂ったようにピアノを弾きまくりました。

 

わたしはピアノが弾ける!

わたしは折り紙だって折れる!

わたしは不器用じゃない!

わたしはできる!

わたしはできるんだ!

 

…そして、無理をしすぎた結果、少し手や腕を痛めました。

 

湿布を貼って数日間安静にしていたので今は大丈夫です。

 

 

検査結果と冷静に向き合って…

 

よく考えれば、検査結果も妥当なものだなと思います。

 

そういえば、わたしは3歳のとき保育園のクラスで一人だけはさみが使えませんでした。

 

そういえば、スポーツテストのハンドボール投げで記録なしを連発していました。

 

そういえば、錠剤を飲むときに、うまく開けることができず、薬を床に落としてしまうこともたびたびありました。

 

めっちゃ不器用じゃないか!!!

 

でもピアノを習っていたことを後悔していません。

適性がなかったとも思いません。

 

だってピアノが大好きだから〜!!

 

…出来不出来だけで何かをやめるか続けるかを考えるよりも、好きかきらいかが重要だと個人的には思います。

 

 

 

…という記事をかなり前に書いたままずっと放置していました。

 

やっと心の傷も癒えてきました。

 

 

しかし新たな心の傷が…

 

「ゆとりはだめね」事件

 

ですね。

 

 

詳しくはこちらの記事をどうぞです。

【ゆとり世代というだけで馬鹿にされるのはいやすぎる!】早朝ブログ休みます?! - 発達障害者ふくの徒然草

 

 

TOEICも終わったので、年末まではあまり焦らず、ぼちぼちがんばっていこうと思います。

 

そのうち、立ち直ることでしょう。

日にち薬です。

 

 

 

発達障害者ふくの仕事やアルバイトに関する記事はこちらから

仕事・アルバイトについて カテゴリーの記事一覧 - 発達障害者ふくの徒然草

 

 

 

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