このブログは2020年4月2日に公開しました。
おはようございます。
4月2日は世界自閉症啓発デーです。
今年は新型コロナウイルスの世界的流行により、毎年行われているブルーのライトアップやイベント等は行われないと思います。
来年を楽しみにしましょう。
ですがSNSやブログで盛り上げることはできると思います。
わたしは発達障害について多くの方々に知っていただきたいと思い、このブログを始めました。
せっかくなので、この世界自閉症啓発デーを知ってもらうためのブログを書こうと思います。
発達障害者でよかったなと思うことをあえて考えてみる
- もしわたしが発達障害者じゃなかったら…
- 「フツウの人」として生まれたかった…
人生で何度願ったことかわかりません。
つらいことや悲しいことがあまりにも多く、不公平だなと思います。
発達障害者でなければ闘わずにすむことやあえて大声で主張しなくてもすむこともたくさんあったと思います。
また、障害があるからこそ、人々の悪い部分に気づいてしまうことも多いです。
- この人は障害者のことを見下しているのかな…
- この人は手話や盲導犬に関する知識もなくそのことに後ろめたさもないらしい…
日々の生活でよく思います。
ですが、今日はあえて発達障害者でよかったなと思ったときのことを書いてみようと思います。
数は少ないが理解ある友人がいる
わたしは友人に恵まれているなと思います。
発達障害があると、どんなに気をつけていても目の前の人に誤解を与えてしまうことも多いです。
不愉快な思いをさせてしまうこともあると思います。
わたしは相手の微妙な表情を読み取りにくいので相手の不快感に気づかないことも多いと思います。
逆にこの自分の特性を意識しすぎて、過剰に相手の気持ちを気にしすぎて謝ってばかりのときもあります。
ごめんの一言ですむときにタイミングよく謝れないときもあれば、ごめんなさいと言いすぎて相手に不快な思いをさせてしまうことが多いです。
そんなわけで。
わたしは人と表面上の付き合いなどはできません。
なので最終的にわたしのそばにいてくれる人、長く付き合ってくれる人は、寛容な人が多いです。
またわたしがいろんなことを気にしすぎる性格なので、いつ会っても気分や表情が安定している人も多いですね。
相手が情緒不安定なときは事前に教えてくれることも多いです。
今日は少し元気がないけど、ふくちゃんのせいじゃないよ!
…この一言でどれだけ救われることか。
さりげなく気遣ってくれたり、わたしの言動をいちいち気にしない寛容さと自立心のある友人ばかりなので安心して会うことができます。
差別や偏見に気づくことができる
発達障害の診断後、社会的マイノリティに関することを徹底的に学ぼうと思いました。
身体障害,精神疾患や精神障害,薬物依存,虐待や不登校,LGBTについてもたくさん勉強しました。
まだまだ勉強不足だと思います。
ですが、まだまだ勉強不足だと思って、学び続けることが大切だと思っています。
もしもわたしになんの障害もなければ、こうした社会的マイノリティについて学ぼうと思わなかったかもしれません。
この社会に差別や不公平はほとんどないだろうと楽観的に考えていたと思います。
またLGBTQということばも知らないまま人生を終えていたかもしれません。
Qという概念も最近知りました。
ですがやっぱり差別はあるんだろうと思います。
社会の負の側面に気づいてしまうのは心が痛みますが、気づかないことには改善もできないと思います。
差別や偏見はゼロにはできないと思いますが、できるだけ減らしたいと思っています。
そう思えたのはわたしが発達障害者であり、発達障害と真摯に向き合おうと決めたからだと思っています。
しんどい人生ですが、ありがたい人生だとも思います。
世界自閉症啓発デーのことを知ってから5回目の世界自閉症啓発デーを迎えます。
この間、発達障害に関する法律も制定されて、世の中が少しずつ変わってきているなと思います。
これからもわたしなりにできることを考えて実践していきたいと思っています。
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