ハッピーハロウィーン!
発達障害者のふくです。
わたしは今年もおうちで過ごします。
仮装とかしないです。
でもお菓子はほしいです。
さて。
本題へうつりましょう。
前日に公開したブログをきっかけに、色々と考えが広がっていきました。
それでふと疑問に思ったんです。
発達障害を打ち明けたとき相手にどんな対応をしてもらえたら安心するのか…?
発達障害者ひとりひとりにとって望ましい対応はちがうとは思いますが、私なりに考えてみようと思いました。
一方通行のコミュニケーションをするのは発達障害者だけなのか?
このブログを書こうと思ったきっかけはLINEグループでのトラブルでした。
わたしはそのLINEグループができる前に、LINEグループ作成者を信じてみようと思って発達障害のことを打ち明けたんです。
その場では特に何事もなかったんです。
でも今から思えば、何事もないっていうのは肩透かしをくらった感じがします。
どうしてわたしの障害のことを、発達障害のことを調べようと思ってもらえないのでしょうか。
どうしてわたしの知らないあいだにLINEグループに参加させられて別のイベントは参加させてもらえないのでしょうか。
専門書には発達障害者のコミュニケーション方法は一方的でことばのキャッチボールが成立しづらいと言われています。
でも…
定型発達(≒健常者)さんも自分のコミュニケーション方法を他人に一方的に押し付けているときがありませんか?
LINEグループは人と人とを無理やり結びつけてしまう印象があります。
自分の気持ちがどうあろうが、強制的に参加しなくてはいけないようなそんな雰囲気がします。
既読無視や既読スルーということばがまさにその風潮を物語っている気がします。
既読スルーなんてtwitterでは日常茶飯事ですよ(笑)
そもそもどうしてわたしはLINEグループに参加させられたんでしょうね。
気づいたら入っていたんですよ。
最初はうれしかったですがほんとに最初だけです。
わたしの意思を確認してほしかったです…。
…というわけで、LINEグループ内でのトラブルよりも、そもそもLINEグループができる前にさかのぼって考えてみたくなったのです。
それでそういえば、発達障害のことを打ち明けたときにどんな風に対応されただろうかと思いました。
またカミングアウト直後にどんな対応をする人となら良好な関係が築けるのかなという疑問を抱きました。
この反応はいやだ!カミングアウト直後のNG対応
発達障害者ふくが良好な対人関係を築けないのは、発達障害者ふくだけが原因ではないと今回の件で改めて感じました。
誰かから発達障害のことを打ち明けられたら、「わたしは障害とか気にしないよ!大丈夫だよ!」とか言って何もしないんじゃなくて、よりよい関係を築くためにも何かアクションを起こしてくださるとうれしいです。
個人的には発達障害を打ち明けた直後に、どんなときに困るのか、どんなサポートがあると助かるのか、苦手なことは何かを聞いてもらえるとうれしいです。
でも実は…
してほしいことよりもされたくないことのほうが多いんです…
とりあえず絶対にやってはいけないと私が思う対応をまとめておきますね。
カミングアウト直後にこの対応はやめてください(泣)
- とりあえず励ます。
- 「障害なんて関係ないよ」と言って本当に何も気にしない。
- 「それもあなたの個性だよ」ときれいごとを言ってその場をまとめてしまう。
- 本などで知りえた発達障害の知識を披露する。
- あなたは障害者ではないと真っ向から否定する。
- 自分が苦しかったときにどうやって克服したかを語る。(自分語り)
- 発達障害のある有名人の名前を挙げて「だからあなたも大丈夫」とか言う。(わたしは米津玄師でもないし織田信長でもない。モーツァルトみたいな天才でもない。)
- 24時間TVを引き合いに出して「あなたの障害はそれほど重くない」という慰め(??!)
- 「わたしもそういうところがあるから大丈夫」ととりあえず共感しておく。
これは本当にかなりまずい対応です。
わたしの主な情報収集源はtwitterなのですが、このような対応をされてつらい思いをしている発達障害当事者さんをたくさん見てきました。
わたしも全て経験しています。
悲しみのコンプリート…
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カミングアウトされたときの神対応とは
だめな対応ばかりを伝えても、じゃあどうすればいいの??!…と思いますよね。
個人的には、発達障害のことを打ち明けたときに、よりよい関係を築くために何かしらのアクションを起こしてくださるとうれしいですね。
どんなときに困るのか、どんなサポートがあると助かるのか、苦手なことは何かを聞いてもらえるとホッとします。
でもカミングアウト直後に矢継ぎ早に質問されても困ってしまう当事者さんがいるんですよね。
せっかく関心を持ってもらえたのにうまく伝えられなくて相手にいやな思いをさせてしまったかもしれないと落ち込んだり…
せっかく勇気を出してカミングアウトしたんだからこの機会に色々と知ってもらおうと延々と自分の特性を話し続けてしまってあとで後悔したり…
わたしのことですごめんなさい…
イラスト付きの表や診断書をそのまま見せてしまったり…
就職活動のときはいいのかもしれない…???
発達障害当事者側もわりとさぐりさぐりカミングアウトしているというのが現状かもしれませんね。
米津玄師さんと栗原類さんの公表の仕方はタイミングも含めてすごいなと思いました…。
ですがそもそもカミングアウトに至る当事者はごくわずかです。
カミングアウトはとても勇気のいることなんですよ。
「発達障害があるんです」と言えただけでも「よくがんばったね」と褒めてほしいと思います。
100回以上はカミングアウトしてきたわたしですら思います。
母だけは褒めてくれます。
母よ、ありがとう…
なので、発達障害者側にこれ以上の努力や創意工夫を求められると厳しいものがあるなと個人的には思います。
…わがままでしょうかね???
先ほどはNG対応リストも作ってみたものの、カミングアウト直後の対応だけで全てが決まるわけではありませんし…
うーーーん…
わがままだなとは思いながらも、長く良好な関係を築いてもらえたらそれがいちばんの神対応なのかもしれませんね。
たぶん付き合いが長くなればなるほど、発達障害当事者の行動に疑問を感じたりショックを受けたり誤解したりする機会が増えると思います。
そういうわたしたちに対する違和感のようなものを溜め込みすぎると、定型発達(≒健常者)さんのほうがうつ状態になる可能性もあると本で読んだことがあります…。
双方ともに良い距離感で関係を築くことができたら、それがいちばんの神対応だと思うので、やっぱり目の前のひとと地道に丁寧に向き合うことがいいのかもしれませんね。
神対応は再現率が低いからこそ「神」対応って言われるんだぞ!
…という謎の開き直りでこのブログを終えることを許してください。
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