おはようございます。
ブログの毎日投稿を100日目という早さで挫折したふくです。
ブログやYouTubeを毎日更新されている方々を尊敬します。
ほんとにすごい!
コロナ禍の影響であまり外出しなくなったため、YouTubeを視聴する時間が増えました。
いろんなYouTuberさんたちががんばっている姿を見るとわたしもがんばろうと思います。
…と思いながらブログを書かない。
そんなYouTubeにわかファン(?)のわたしがYouTubeを視聴していて一番よく耳にするクラシック音楽があります。
その曲をわたしの苦い苦い思い出話を交えながら紹介したいと思います。
このブログを読み終わる頃にはクラシック音楽の教養がほんのちょびっと身につくかもしれません。
本当はカルメンじゃないんだ…!?
チャンチャカチャカチャカ
チャンチャカチャカチャカ
チャンチャカチャカチャカチャーン
バーーーン!!
バーーーン!!
注)シンバルの音です。
シンバルがテンポよく聴こえるので聞いていて楽しくなる曲ですよね。
YouTubeでは急いでいるシーンやリズムを楽しんでほしいシーンでよく使用されている印象があります。
YouTube以外にも運動会やショッピングモールなどでよく耳にする気がします。
多くの方はこの曲をカルメンだと思っているのではないでしょうか。
半分正解です。
でも厳密にはちがうんです…
そもそも『カルメン』は第1組曲と第2組曲に分かれております。
第1組曲
アラゴネーズ
セギディーリャ
間奏曲
アルカラの竜騎兵
闘牛士 ←今回のブログで紹介
第2組曲
密輸入者の行進
ハバネラ ←有名
闘牛士の歌 ←有名
衛兵の交替
ジプシーの踊り
カルメンとして知られているこの有名な曲は『カルメン』第1組曲の中に含まれている1曲なんですね。
『カルメン』第1組曲と第2組曲を通して演奏すると、だいたい40分くらいかかりますかね…
元チェロパートが語る『カルメン』の真の姿?!
わたしは10年ほど前に学生オーケストラにちょろっと所属しておりました。
それはそれは辛く悲しい日々を過ごしました。
楽しかったこともある。
『カルメン』を聴くと未だに涙腺が緩むほどです…。
今回ブログを書くために改めて当時の譜面を見ながら聴いてみましたが、あまりにも過酷だった日々を思い出して泣きました(笑)
少なくともチェロ歴2年目でする楽曲じゃねぇわ。
…と悪態をついたりしましたごめんなさい。
おそらくどのパートもきついと思うのですが、わたしはチェロしか経験がありませんので詳しくはわかりません。
なので元チェロパートとしてとにかく辛かった箇所を語っていこうと思います。
トラウマを成仏させたい…
メロディラインについて行きたくない…
落ち着いたテンポで歌い上げるような中間部。
聴いているだけだと優雅な気持ちになります。
演奏する側は必死ですよ…
最初のほうがチェロパートは楽しいです。
メロディに合わせてブンブン奏でるだけなので。
…と油断しているとテンポが想定以上の速さで焦ることもある。
われわれチェロはちょっと高い音を出すためには手を思いっきり伸ばさないといけないのですよ。
高いドを超えたあたりからはもはや勘です。
勘で音を出していました。
くじ引きみたいな気持ちで練習していたのでまぁ当たればラッキーみたいな感じでした(死んだ魚のような目
そしてチェロの弦はなかなかの太さなのでトリルは厳しいです(泣)
みんなと一緒に音階を駆け上がりたくない…
瀕死の状態でスタートする曲です。
出だしだけを100回以上は練習したんですけどね。
結局コンサート本番まで一度も成功しませんでした。
無理じゃね?
ピッチカートが続くと指の皮がめくれたりするんだ…
こちらも第2組曲から。
「ジプシーの踊り」です。
チェロパートはそれほど難しくはないのですが、最後の曲ということもあって本番ではありえない速さで演奏することになります。
最初のほうはずっとピッチカートという技法で演奏します。
弦を指ではじいて音を鳴らします。
チェロのピッチカートの音は大好きです。
でもやりすぎると指を痛めます…。
後輩の指の皮がめくれたときは焦りました。
絆創膏を持っていたので貼ってあげました。
チェロの弦は太いですからね。
指ではじき続けると指が熱くなっていった記憶があります。
この曲はとにかく速すぎるのでメンタルがやられます。
演奏終了に向かってテンションも最高潮に達するためか、ボリュームもすさまじいことになります。
この頃にはピッチカートを卒業して弓を持ってガシガシ弾いています。
簡単そうに見える譜面も侮れなかったりするのがオーケストラです。
一人で練習してるときは余裕だなと思っていても、他の楽器につられたり指揮が想定以上に速いとすぐに病みます。
華やかに見えるオーケストラですが、舞台裏は過酷です。
楽器は重いし、
お金はかかるし、
練習時間をかけたわりには全然弾けないことも多々あるし、
上手く演奏できても気づかれないのに失敗したらたら変に目立つこともあります。
しくしく…
でもまたチェロを弾きたいなと思う自分もいます。
だから未だに楽譜を持っているのでしょうね。
元チェロパートふくの豆知識
チェロをたくさん練習すると左手だけ握力が上がります(笑)
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