発達障害者ふくの徒然草

発達障害者であるふくの個人的な障害特性に伴う困り感やそれに対してどうアプローチして緩和させているかを徒然なるままに書き留めています。

【発達障害と電話】かけるのも受け取るのも苦手な理由を考えてみた。

 

おはようございます。

 

昨日、先延ばしにしていた「電話をかける」というミッションを達成したふくです。

 

突然ですが…

ジョブコーチ制度ってご存知ですか?

 

わたしもあまり詳しくはわからないのですが、今度就職するときはこの制度を利用しようかなと検討しています。

昨日はこのジョブコーチ制度について知るために電話しました。

がんばりました…

 

 

職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業について

 

 

発達障害者であることを公表して働く場合(オープン就労)でも、やはり自分の得意不得意についてきちんと就職先の方々に説明できるようにしなければいけません。

 

 

そういえば…

電話するの、苦手だったな…

 

 

そんなことを感じたのでなぜ電話が苦手なのかをまとめてみようと思いました。

 

 

 

 

電話をかけるのが苦手な理由

 

まずは、なぜかけることが苦手なのかを考えてみました。

自分から発信することに抵抗があるのはなぜかということですね。

 

 

自分が電話をかけた理由がうまく説明できない…

 

まず、出だしに自分が何者であるかと電話の用件を話す必要がありますよね。

それがうまくできないんです。

今までの失敗経験がトラウマになっているのか名前すらかんでしまうときがあります。

 

事前に頭でまとめたり、要件を箇条書きにしているときですら失敗します。

相手の沈黙が怖いからか、必要以上に焦ってしまうんですよね…。

対面で話すときは相手がこちらを見てくれているなど話を聞いてくれていることがわかるのでたぶん大丈夫です。

少なくとも電話よりはましです。

 

 

留守電になったときの複雑な気持ち

 

苦手意識を払拭できないためか、電話をかけるときは事前に準備します。

心の準備もします。

 

 

めっちゃ緊張します。

 

 

そのため留守番電話の音声に切り替わったときは一瞬だけほっとするのです。

ですがよく考えたらまたかけなおす必要があるんですよね。

さらに、留守番電話にメッセージを残す必要があるときは、電話の会話よりもきちんとした日本語を成立させなければいけません…。

 

 

あぁ…

思い出しただけでおなかが痛くなってきました…

 

 

アルバイトはクローズ就労、つまり発達障害のことを伝えないまま働くことがほとんどだったので、いつも電話のやり取りをする職種の経験もあります。

つらかったです。

 

 

電話を受け取るのが苦手な理由

 

今度は電話がかかってきたときにひやりとしてしまう理由をお話しようと思います。

苦手すぎてお客としてくつろいでいる店内で電話がなったときも少し緊張します。

 

 

相手がどんな人かわからない…

 

電話に出たあとどんな展開が待っているのかさっぱりわからない。

これがいちばんつらいです。

 

発達障害の特性に「見通しが立たないと不安になる」という特性があります。

電話を受け取るというのはまさにこれだと思います。

 

 

発達障害の特性(代表例)|厚生労働省

 

厚生労働省さんにはお世話になりっぱなしです…

 

 

相手の名前を聞き取れない…

 

相手が初めての方だった場合、その方のお勤め先やお名前も正確に聞き取る必要があります。

 

これがどうしても苦手で…

 

わたしは数年前に発達障害の診断を受けたのですが、その診断書に「子音の聞き取りが苦手」という説明が書かれてありました。

 

 

なんだこれ?

これは障害特性なのか?

困ることってある?

 

 

…とさえ思っていました。

 

 

その後アルバイト先で電話のやり取りが増え、相手が名前を言ってくださったときに聞きまちがえることが多いことに気づき、納得しました。

 

 

職場によってルールが異なる

 

学生のときに働いていたアルバイト先では2コール以内に電話に出るように指示されていました。

また、3コール以上のちに電話に出た場合、「お待たせして申し訳ありません」みたいなことを言わなければいけなかったように思います。

かなり前のことなので正確にはあまり覚えていません…

 

2年くらい働いたかなぁ…

辞めたころには2コール以内がしっかり身についてしまいました。

 

 

ところが…

 

 

書店で働いていたときは、接客中は電話に出てはいけないというルールでした。

とはいえ、レジ近くにも電話が置かれています。

お客さまがいないときは問題ないのですが、レジで会計中などに電話がなるとそのたびにびくびくしていました。

 

 

うわぁ…

どうしよう…

早く出なくちゃ…

いやちがう、ここは前の職場じゃない。

だから今は目の前のお客さまに集中して…

あぁ…

 

 

…みたいな感じで1年近く書店で働いていました。

つらかったです。

 

 

発達障害者ふくの書店員時代のおはなしはこちらです。

heugbaeg.hatenablog.com

 

 

そもそも電話での会話が苦手…

 

電話をかけるのも受け取るのもつらいです。

共通の理由があります。

 

電話をしながらメモをするのが難しい…

 

用件をメモして置かないといけないときってありますよね。

その用件を上司に伝える必要があるときも少なくないと思います。

 

ただ、そのときのメモ取りが苦手なんです。

 

授業のノートテイクや職場で何かを教えてもらうときのメモ取りは大丈夫です。

むしろ授業のノートテイクは楽しいなと感じていました。

 

 

電話は何がちがうのか。

 

 

それは、相づちなどをしないといけないところです。

 

授業の場合、ひとりで勝手にメモをしていればいいし、聞き取れなくてもあとで友人に聞いたり教科書で確認することもできます。

職場で新しいお仕事を教えてもらうときも、メモを真剣に取っている姿を相手は直接見てくれているので、こちらが返事をしなくても意欲的だなと思ってもらえるかもしれません。

 

ですが、電話の場合は相手に自分の姿が見えないので、黙々とメモを取ることができない気がするんですよね。

また、相手はこちらのメモの進捗状況なども把握できるわけではないので、話すスピードも緩急がないことが多いように思います。

対面だとこちらがメモを終えるまで待ってもらえる気がします。

 

 

 

…というわけで電話が苦手です。

 

もしジョブコーチ制度を利用することになった場合、電話でのやり取りが苦手であることとその理由をきちんとお伝えできたらいいなと思います。

 

あっ!

だからといって苦手なことから逃げたいというわけではないです。

ジョブコーチさんとお勤め先の方々に判断してもらおうと思っています。

わたしは自分なりに試行錯誤してみます。

 

ただ、はじめましての方のお名前が正確に聞き取れないのはけっこう致命的だなと思います。

 

どのような漢字ですか。

 

…って聞いたらいいかなぁ?

 

 

いや、普通の田中です!!

 

 

…って怒られたら謝るしかないですよね。

 

ほかの発達障害者さんがどのように対処されているのか知りたいですね。

 

 

 

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