発達障害者ふくの徒然草

発達障害者であるふくの個人的な障害特性に伴う困り感やそれに対してどうアプローチして緩和させているかを徒然なるままに書き留めています。

【発達障害者ふく、勤務時間中の雑談TIMEがわからない】発達障害と就労

 

こんにちは。

もうすぐ台風が来るらしいと聞いて、怯えているふくです。

でも今日はめっちゃ天気がいいです!

 

さてさて。

 

今回のブログテーマは…

 

発達障害者ふくはこれが苦手!/

勤務中に突如始まり

なんとなく終わる雑談

 

です。

 

 

  • おしゃべりはダメって言われたのに…
  • ルール遵守特性と空気が読めないことへの劣等感
  • おしゃべりしながらの業務遂行(マルチタスク)は難しい

 

 

おしゃべりはダメって言われたのに…

 

勤務中のおしゃべりはだめです。

 

…というようなことは多くの職場で一番最初に言われると思います。

正式な書類に「雑談は厳禁!」というようなことが明記されているところもあります。

 

ですが、実際に働き始めると…

 

けっこうみんなしゃべってる…

 

もちろん、静かなときもあります。

ですが、私にはわからないどんよりとした雰囲気などを察した誰かが、職場のモチベーションを上げるべく、その場にいる人たちに話しかけ始めるのです。

 

大きなひとりごとのような気もします。

特定の誰かに話しかけている感じを装いながら、その会話はなんとなくその場全体で共有されているような気もします。

 

私にはわかりませんが、話し始めた人はいろんなことを察して、気遣った結果、何か話しかけようと思ったのでしょう。

そういう方って、愛されキャラな感じですよね。

うらやましいです。

 

私も楽しい気持ちになります。

私もその輪の中に混ぜてほしいなと思います。

 

ところが、あんまりうまくいかないときも多いのが現状です。

 

現状といっても、今は仕事をしていませんが…

 


「ルール遵守」特性と空気が読めないことへの劣等感

 

「ルール遵守」特性

発達障害者の中には、決められたルールをきちんと守る人がいます。

とても真面目で誠実な人として好印象を持ってもらえる一方で、他人に厳しく柔軟性や協調性に欠けるというネガティブなイメージを持たれることも多いです。

 

私も「ルール遵守」傾向があります。

私はどうも「公平性」に関することがらになると、とても強いこだわりを発揮するようです。

 

「ルール遵守」特性を発動すると、その場の空気が凍りつくときもあることを学童期に学んだため、今はこのこだわりを抑えようとしています。

 

なので、「オレは(この場で一番えらいからおしゃべりしても)いいんだ」とドヤ顔で言い出す上司を見ると、げんなりします。

とてもいやな気持ちになってしまいます。

 

というわけで、私は「おしゃべりはダメ!」と言われたから、雑談の輪に入りたくても我慢するときもあります。

 

一部の発達障害者の中には、他人にのみ厳しい方もいます。渦中にいると、発達障害特性への負のイメージについて定型発達さんたちから発達障害当事者の私が聞くことになるので非常に辛いです。
ですが、今回はこのテーマは扱いません。

 

 

空気が読めないことへの劣等感

その一方で、空気が読めないことへの劣等感も持っています。

 

スクールカースト底辺として過ごしてきた中学時代を思うと、今この輪に入っておかないと自分だけまた孤立してしまうのではないかという不安感に襲われます。

そんなときは雑談にがんばって参加してしまいます。

 

ところが…

 

私は盛り上がりすぎてしまうようです。

 

私だけ「勤務中におしゃべりしたらダメでしょ!」とえらい人から怒られてしまうことも少なくありません。

 

勤務中のおしゃべりTIMEは、私にとって嵐のようにやって来て、嵐のように過ぎ去る出来事のように感じます。

他の方々は、ちょっとおしゃべりしてスッキリしたらすぐに仕事モードに切り替えることができているように見えます。

 

ですが、私は突然始まったおしゃべりTIMEに適応するにも時間がかかり、おしゃべりTIMEから仕事モードへの切り替えにも時間がかかってしまいます。

 


おしゃべりしながらの業務遂行(マルチタスク)は難しい

さらに私にとって不思議なことがこのおしゃべりTIME中に起きます。

 

なんと!

 

他の方々は、おしゃべりTIMEに参加しつつも、業務の手が止まっていないのです!!

 

発達障害を持ってない方からしたら普通のことかもしれませんね。

 

ですが私にとってこの「普通」のことは、とんでもない神業のように感じます。

 

私は、おしゃべりしをしながら業務を遂行するということはできません。

話に参加しようとすれば手が止まり、業務を遂行しようとするとおしゃべりTIMEの輪の中に入ることがほとんどできません。

 

それなりに仕事をしながら、おしゃべりTIMEに耳を傾けて微笑んでいるような人を見るたびに、同じ人間とは思えない…と絶句してしまいます。

 

発達障害者ふくにとって、定型発達さんたちは、とても器用な人たちに見えます。

 

 

このように、ルールは存在しているけれど場合によってはルールを守らなくてもいい,守らないほうが効率が上がることもあるというような状況に適応することは、私にとってとても難しいです。